カーテンコール!
私は加納朋子さんが好きです
最初に出会ったのは「ガラスの麒麟」。初版が1997年ですから、今から28年くらい前の作品になります
読んでみてびっくり・・・小川が大河にそそぐように一見関係ないような短編がひとつの大きな物語に・・・全部がつながって謎が解けていく
または、これはどういう話なの?とつながりを感じずに読んでいると、最後にラスボス的な短編が来て、「ああそういうことか」と謎が解ける・・・加納さんは話の運びが上手なので飽きずに読みすすめられます
初めてこういう展開の小説にあったような気がして、驚くとともに「すごい!」と思いました。その後何冊か・・・その頃出版されていたものはほとんど読みましたが、最近はご無沙汰。入院するにあたり持っていく本を選んでいて、まだ読んでいない作品がたくさんあることに気がつきました。加納さんの作品なら、はずれは無いはず・・・最近また、ぼちぼち読んでいます
初期の作品はミステリー系の話が多く、まなざしは優しいのになんかヒリヒリ感のある作品で、そこが好きでしたが、今は大病をされたせいか、年齢を重ねられたせいか、まなざしがもっと優しくなり、ヒリヒリ感が少なくなったような・・・
ヒリヒリ感が少なくなったのは残念ですが、お話全体が穏やかに進み、最後はハッピーエンドになるので、読後感が良い作品が多いです
今回「カーテンコール」を読みました。平成29年の作品です
閉校することが決まっている女子大学が舞台の・・・それも極めて特殊な状況設定の話です。これも、一見関係ないような短編が大きなひとつの物語になっていく展開
おもしろかったです。さすが、加納さんという感じ
入院中に「二百十番館にようこそ」「いつかの岸辺に跳ねていく」も読みました。こちらもおもしろいです
